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白オクラ

白オクラは山口県のこだわり野菜で、普通のオクラよりも薄い緑色で、白に近い色が特徴です。約50年前に海外から持ち帰られたとされています。主に長門市三隅で栽培され、5月上旬から6月に種まきを行い、7月上旬から10月まで収穫されます。
食べ方
白オクラは粘りが強く、肥大しても柔らかいので生食に向いています。さっと茹でてあえ物やサラダにするのもおすすめです。
選ぶポイント
収穫時期には、長さ10cm程度の柔らかいものを選びましょう。
ジャガイモ

ジャガイモはナス科の作物で、南アメリカのアンデス山脈が原産地とされています。日本には1600年頃オランダ人によって持ち込まれ、「じゃがいも」という名前はジャカルタから来た「ジャガタラいも」に由来するとされています。山口県では春作(2~3月植え、5~6月収穫)と秋作(8~9月植え、11~12月収穫)の2回収穫され、需要の安定した基礎野菜として広く消費されています。
食べ方
ジャガイモは品種によって料理に適した方法が異なります。「男爵」は粉ふきいもやコロッケ、マッシュポテトに、「メークイン」は煮込み料理やカレー、肉じゃがに適しています。
選ぶポイント
保存時は光を避け、風通しの良い日陰で新聞紙に包んで保管しましょう。緑色になった部分は厚めに皮をむき、芽も取り除いて調理するのがポイントです。
ウニ

山口県で水揚げされる主なウニは、バフンウニ、アカウニ、ムラサキウニの3種類です。ウニの餌となる海藻が豊富なため、良質なウニが漁獲されています。水揚げ時期は、ムラサキウニが3月~4月、バフンウニが6月~7月、アカウニが6月~8月です。特にバフンウニは瓶詰めウニなどの加工用に利用され、県内外から高評価を受けています。また、山口県はアルコール漬けウニ発祥の地で、全国の瓶詰めウニ生産量の約4割を占めています。
食べ方
新鮮なウニは生でそのまま味わうのがおすすめです。瓶詰めのアルコール漬けウニや塩ウニも美味しく、山口県産の名物として人気があります。
選ぶポイント
ウニは殻付きで販売されることが少ないため、瓶詰めのものを選ぶ際は製造日が新しいものを選ぶと良いでしょう。また、山口県の「下関うに」や「北浦うに」といったブランド品もおすすめです。
ケンサキイカ

ケンサキイカは「剣先烏賊」と書かれる通り、細長い胴の形が特徴のイカで、寿命は1年です。九州西岸から日本海西部に分布し、山口県では日本海側で一本釣りや定置網漁で漁獲されています。夜灯き漁により夏の漁火が見られるのも日本海沿岸の風物詩です。ケンサキイカは「アカイカ」や「マイカ」とも呼ばれ、夏から秋にかけて安定した漁獲量があります。
食べ方
新鮮なケンサキイカは刺身が最もおすすめで、口の中に広がる甘みが特徴です。天ぷらや煮付けも美味しく、一番スルメとして干物にするのも人気です。冷凍保存も可能で、皮や内臓を除いて水洗い後、水気を切ってラップで包んで冷凍することで長く楽しめます。
選ぶポイント
鮮度の良いケンサキイカは透明に近い赤褐色で、触れると色が変わります。切り身の場合は透明感があり、模様がはっきりしているものが新鮮です。