援むすび山口

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温州みかん

温州みかんは日本の冬を代表する柑橘で、約500年前に中国から伝わった種子から偶然生まれた日本独自の品種です。山口県では明治時代から本格的に栽培され、特に周防大島町が主要産地です。温暖で雨が少なく、日当たりが良い地形がみかん栽培に適しており、県内の約8割が周防大島町で生産されています。最新の栽培技術を取り入れ、品質の高いみかん作りを進めており、オーナー制度なども行われ、全国的に人気があります。収穫は10月から12月が中心です。

食べ方

温州みかんはそのまま食べるのが最もおすすめですが、デザートやサラダのトッピング、ジュースにしても美味しいです。

選ぶポイント

楕円形で平べったい形をしていて、皮が張り、色つやが良いものを選びましょう。小ぶりのM〜2Sサイズのものは甘い傾向があります。また、「光センサー」表示のある箱入りみかんは、糖度測定済みで甘いものが多いです。

ブロッコリー

緑黄色野菜で、ビタミンBやビタミンC、カロチン、鉄分、カルシウムなど栄養豊富です。山口県では昭和40年代から水稲の転作作物として栽培が広まり、現在は11月から3月にかけて収穫され、県内や広島、北九州方面へ出荷されています。また、山口県特産の「はなっこりー」もブロッコリーと中国野菜サイシンを交配したものです。

食べ方

ブロッコリーは栄養価をそのまま楽しむため、塩ゆでや蒸して食べるのがおすすめです。
また、炒め物やグラタン、スープに加えても美味しくいただけます。

選ぶポイント

蕾が密生して堅く締まっているものを選びましょう。紫がかったものは日当たりの良い場所で育ち、霜を受けて甘みが強く美味しいとされています。

アマダイ

山口県は全国でも有数のアマダイの産地で、対馬沖から浜田沖の海域、特に見島沖で「はえなわ漁業」によって漁獲されます。萩・仙崎市場に水揚げされるアマダイは漁場が近く鮮度が良いため、全国から高級魚として高く評価されています。身が甘いことから「アマダイ」と名付けられ、京都では「グジ」として伝統料理に利用されるなど、各地で親しまれています。山口県は資源回復のため、禁漁期間や漁獲サイズの規制、人工種苗の放流などの取り組みも行っています。

食べ方

新鮮なアマダイは刺身でいただくのが最もおすすめです。また、焼き物、蒸し物、煮物など様々な料理方法で楽しめます。

選ぶポイント

全体が薄紅色でつやのあるもの、そして目がくぼんでいないアマダイを選びましょう。