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山口あぶトマト
山口県の「あぶトマト」は、萩市の「高俣トマト」と山口市の「阿東夢トマト」が一つとなって誕生したブランドトマトです。山口県中山間部の冷涼な気候を活かし、夏秋にかけて栽培され、品質の高いトマトとして県内外で高い評価を受けています。また、リコピンが豊富で抗酸化作用があり、高血圧予防にも効果があるとされています。
食べ方
あぶトマトはサラダ、スープ、シチュー、パスタなど幅広く利用できます。チーズをのせてオーブンで焼いたり、炒め物や肉料理に加えて、トマトの酸味でさっぱりと楽しむのもおすすめです。
選ぶポイント
皮にハリとツヤがあり、ヘタが青々としているものが新鮮です。完熟トマトは冷蔵保存、青みが残るものは常温で熟成させると甘みが増します。
たまねぎ
山口県産のたまねぎは、「山口甲高」という品種が「もみじ3号」「ターザン」など全国的に有名なたまねぎの源流とされています。ひとつずつ厳選された「みがきたまねぎ」は県内外で高い評価を受けており、4月から6月に収穫され、貯蔵性が高いため10月頃まで出回ります。だいこん、キャベツと並ぶ山口県の主力野菜です。
食べ方
たまねぎは加熱することで甘みが増すため、炒め物やスープ、グラタン、カレーなど幅広い料理に活用できます。生でスライスしてサラダにするのもおすすめです。
選ぶポイント
皮がよく乾いてツヤがあり、締まって重みのあるものが新鮮です。丸々と太りながら首と根の部分がしっかり締まっているものを選びましょう。
ハモ
ハモは夏が旬とされ、「梅雨の水を飲んで美味しくなる」と言われる白身魚です。山口県の瀬戸内海沿岸では、小魚やエビなどが豊富な環境で育つため、ハモは「西京はも」として高い評価を受けています。山口県では小型底びき網漁業や延縄漁業で漁獲され、活魚の状態で出荷されることが多く、全国有数の産地です。
食べ方
ハモは「切り落とし(湯引き)」や「はもしゃぶ」で楽しめますが、「唐揚げ」が最も美味しいと言われます。小骨が多いため、骨切りされたものを選ぶと調理が簡単です。
選ぶポイント
新鮮なハモは透明感があり、身がしっかりしているものが良いです。調理が必要な骨切りは、魚屋やスーパーで処理済みのものを選ぶと便利です。
タコ
山口県の瀬戸内海東部(周防瀬戸)は複雑な潮流と豊富な餌、適温の水温により、タコの生育に理想的な環境です。この地域で育ったタコは足が太く、身が柔らかく美味しいため、昔から名産地として知られています。平成7年には「周防瀬戸のタコ」としてブランド化され、関西や首都圏への販路拡大にも取り組まれています。
食べ方
タコは、ゆでダコ、生刺し、たこしゃぶ、タコ天など、さまざまな料理で楽しめます。独特の歯ごたえと甘みがあり、ビールや日本酒、ワインのお供としてもおすすめです。
選ぶポイント
新鮮なタコは、指で吸盤に触れると吸い付くものや、体に触れると色が変わるものを選びましょう。