援むすび山口

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萩たまげなす

萩たまげなすは、山口県長門市田屋地区で始まったとされる大きなナスで、普通のナスの3~4本分のサイズが特徴です。皮が薄く、実が詰まって柔らかで、きめ細やかな肉質を持っています。その大きさに「たまげる(驚く)」ことから、「萩たまげなす」と名付けられました。6~7月が収穫期で、現在、萩市や長門市の農家が栽培しています。

食べ方

柔らかく肉質がしっかりしているため、焼きナスや煮物、揚げ物などに向いています。風味を生かすため、シンプルに焼いて味わうのもおすすめです。

選ぶポイント

色が濃く、ツヤがあり、実にハリがあるものを選びましょう。また、ヘタのとげが固く尖っているものが新鮮です。

千石台だいこん

千石台だいこんは山口県萩市千石台で生産される「青首ダイコン」で、柔らかく甘みがあり、煮物や生食に適しています。千石台は肥沃な黒ぼく土と冷涼な気候に恵まれており、山口県内最大の大根産地として5月下旬から12月上旬にかけて県内外へ出荷されています。

食べ方

上の部分は甘みがあるのでサラダや煮物に、下の辛味がある部分は大根おろしや漬け物に向いています。葉や皮も炒め物に使え、無駄なく楽しめます。

選ぶポイント

しっかりと太く重みがあり、肌が白くキメ細かいものを選びましょう。ヒゲ根が短く、葉が新鮮なものや、切り口がみずみずしいものが良いです。

アジ

「瀬つきアジ」は山口県日本海側で漁獲されるアジで、岩礁に棲み、プランクトンやシラスなどの良質な餌を食べて脂がのっています。体型はふっくらとしており、体色が黄色がかっていることから「黄アジ」とも呼ばれ、鮮度が良い状態で出荷されます。平成7年には「やまぐちの瀬つきあじ」としてブランド化され、全国的に販路を拡大しています。

食べ方

刺身でいただくと、脂がのった新鮮なアジの味わいが楽しめます。その他にも、塩焼き、ムニエル、酢の物、唐揚げなど、さまざまな料理に活用できます。

選ぶポイント

うろこに光沢があり、目が澄んで腹に張りがあるものが新鮮です。エラが鮮紅色で、100g前後の中型のアジが特に脂がのっていておすすめです。

アユ

アユは清流に生息し、1年の寿命を持つ魚で、古くから日本で親しまれています。苔を食べるためスイカのような香りがし、「香魚」とも呼ばれます。山口県内では6月にアユ釣りが解禁され、多くの釣り人で賑わいます。県内の河川ではアユの資源管理のために種苗放流や外来魚の駆除が行われています。

食べ方

アユはシンプルに塩焼きで食べるのが一番のおすすめです。アウトドアではホイル焼きにしても美味しくいただけます。

選ぶポイント

体色が鮮やかで光沢があり、体にヌメリがあり腹に張りのあるものが新鮮です。天然アユは流通が少ないため、一般に市販されているアユはほとんどが養殖物です。