援むすび山口

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白ネギ

白ネギはユリ科の多年草で、原産地は中国ですが、日本でも奈良時代から栽培されています。旬は11月から2月で、特に寒い時期には甘味が増して柔らかくなります。山口県では、防府市や下関市で栽培が盛んで、防府市の大道地区では砂質の柔らかい土壌が適しているため、品質の高い白ネギが生産されています。白い部分は土をかぶせて光を遮ることで作られ、鍋や煮物、炒め物にすると甘みが引き立ちます

食べ方

白ネギは、鍋物や煮物、炒め物に入れると辛みが甘みに変わり、風味が増します。また、風邪のひき初めには、ねぎのみじん切りやしょうが、みそをお湯で溶いた「ねぎみそ湯」が効果的です。のどの痛みには、白い部分を火であぶってさまし、喉に巻くと良いとされています。

選ぶポイント

白い部分がしっかりと締まって弾力があり、白と緑の色が鮮やかでくっきりしているものが新鮮です。

マグロ

マグロの中でも特に「クロマグロ」は「本マグロ」とも呼ばれ、刺身や寿司ネタとして人気の高い高級魚です。縄文時代から日本で親しまれており、山口県では日本海側で曳き縄釣りや一本釣り、定置網で漁獲されています。山口県の萩地区では、クロマグロの大きさによって呼び名が異なり、10kg以下の幼魚を「よこわ」、10~20kgを「ひっさげ」、20kg以上を「まぐろ」と呼びます。また、長門市油谷ではクロマグロの養殖も行われています。

食べ方

新鮮な「よこわ」は刺身がおすすめで、皮目を炙った焼き霜造りにすると上質な脂が味わえます。また、マグロの“あら”や“血合い”部分は煮付けると美味しいです。

選ぶポイント

鮮やかでツヤのある身を選びましょう。解凍マグロの場合は、ドリップ(解凍時の水分)が少ないものが新鮮です。