「明太子といえば博多」──そんなイメージを持つ人も多いのでは?実はそのルーツは、山口県・下関市にあるんです!戦後間もない頃、釜山から引き揚げてきた人々が下関で初めて辛子明太子を販売したのが始まりとされます。さらに、古くから朝鮮半島との貿易港として栄えた下関港は、明太子の原型となる味付け魚卵が日本に伝わった“入り口”でもありました。その後、博多で味付けの工夫や販路拡大が進み、明太子は全国に広まっていきます。つまり、発祥は下関、ブレイクは博多というわけですね!「ふぐの町」のイメージが強い下関ですが、実は“明太子のふるさと”でもあったのです。
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山口県周南市・鹿野(かの)地区。ここにある「鹿野ファーム」で育てられるブランド豚が、鹿野高原豚(かのこうげんとん)です。なんとこの鹿野高原豚、山口県で流通する豚肉の約9割を占めると言われるほどの圧倒的な存在。標高750mの高原地帯、冷涼な気候と清らかな水に恵まれた環境の中で、のびのびと健康的に育てられています。その肉質は、やわらかくてジューシー。脂身にはほんのり甘みがあり、県内外の飲食店や家庭でも人気の“山口の味”。生産から加工までを一貫して管理しているのも、鹿野ファームならではのこだわりです。山の上から県全体を支える、周南市の誇り。
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下関市
福きたる!?下関でフグは”フク”になる
全国的には「フグ」で知られる魚も、下関では「フク(福)」と呼ばれています。その呼び方には、地元の人々が大切にしてきた“幸せへの願い”が込められているのです。古くから海の恵みとともに暮らしてきた下関では、フクは特別な魚。食べると福が来る──そんな想いをのせて、「福」の文字をあてて呼ばれるようになりました。お祝いの席や贈り物に選ばれるのも、味のよさだけでなく、「大切な人に福を届けたい」という気持ちが根っこにあるから。ふく刺し、ふく鍋、ふく雑炊…名前に込められた“福”の意味を知ると、なんだかあたたかい気持ちになります。山口県が誇る幸せの味、ぜひご賞味あれ。
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長門市
長門市の“やきとり文化”は蒲鉾から始まった!?
長門市は、実はやきとりの町。でもそのルーツには、意外な“魚”が関係しています。長門の特産品「かまぼこ」の原料となるエソ。このエソの内臓を鶏のエサに使っていたことから、地域に養鶏場が広まり、やきとり文化が育まれました。つまり、かまぼこ文化が、やきとり文化を育てた町なんです。焼いて美味しい、つながって深い。長門の「魚」と「鶏」
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瓶ウニは、うっかりミスから生まれた“奇跡のひと瓶”だった!?しかもその発祥は、なんと山口県下関なんです!明治時代、下関の六連島(むつれじま)で、外国人をもてなす宴席が開かれたときのこと。塩ウニの器に、うっかりジン(洋酒)がこぼれてしまうというハプニングが発生!ところが、それがウニの風味を驚くほど引き立てることが判明。その場にいた僧侶が感動し、地元業者に加工を依頼したことで、瓶詰めスタイルのアルコール漬け粒ウニが誕生したのだとか。「瓶ウニ」は、計算ではなく偶然から生まれたごちそう。ふぐだけじゃない、ウニでも魅せるのが“下関の底力”!
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