岩国市の名物グルメスポット「いろり山賊」といえば、山賊焼や山賊むすびのイメージが強いですが、実はオープン当初はステーキハウスとして開業する予定だったって知ってましたか?ところが準備が間に合わず、急遽販売した“うどん”が予想外の大ヒット!さらに、広島の系列店で人気だった「山賊焼」や「山賊むすび」も続いて導入され、いまや“山賊グルメ”として県内外から多くの人が訪れる名物に成長しました。そしてもうひとつのトリビア。岩国市が誇るブランド牛「皇牛(すめらぎぎゅう)」は、実はこのいろり山賊が開発に携わった牛なんです。肉質の柔らかさと旨みを追求した“山賊クオリティ”の結晶。山口グルメの代名詞・いろり山賊には、知られざる物語がたくさん詰まっているんですね。
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萩市
常連さん発! 萩・どんどん土原店の角ずし&いなり寿司
山口県萩市に本店を構えるご当地チェーン「どんどん」。その土原(ひじわら)店だけの伝統料理といえば、角ずしといなり寿司です。どちらも、常連さんの「こんなのが欲しい!」というリクエストから生まれた限定メニュー。看板料理のうどんに寄り添うように登場した、シンプルだけど愛おしい存在です 。角ずしは四角い押し寿司が3個セットになったスタイル。いなり寿司も控えめだけど、どこかホッとする味わい。どんなに時間が流れても、地元ファンの声を大切に守り続けている、どんどんならではの“小さなごちそう”です。地元の気持ちを形に。
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美祢市美東町の名産「美東ごぼう」は、ただのごぼうじゃありません。そのおいしさの秘密は、なんと“石”から始まっているのです。育つ土は、秋吉台に広がる石灰岩が長い年月をかけて風化・浸食されたもの。この石が砕けてできた赤い重粘土質の土壌は、ごぼうにとって最高のベッド。水はけがよく、栄養たっぷり。それでいて適度な粘りがあるので、ごぼうはまっすぐ深く伸びていきます。その結果、スラリとした見た目、繊維がきめ細かくてやわらかい食感、そして立ちのぼる香り──他ではなかなか出せない、唯一無二のごぼうが育つのです。秋吉台の石→粘土質の土→ごぼうの風味 石が育てた“根っこの旨み”、ぜひ味わってみてください。
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柳井市
自然薯の人工栽培は柳井市が全国初!?
強いねばりと独特の香りで知られる「自然薯(じねんじょ)」は、かつて“山でしか採れない幻の山菜”と呼ばれていました。そんな自然薯を、全国で初めて人工的に畑で育てることに成功したのが、山口県柳井市なんです!約40年前、柳井市の政田自然農園が試行錯誤の末に編み出したのが「クレバーパイプ」と呼ばれる栽培技術。さらに、地温や湿度をコントロールする「白黒マルチシート」を組み合わせることで、安定した品質の自然薯づくりを可能にしました。この技術は全国に広まり、現在では種芋の出荷や加工品の開発も盛ん。柳井は、まさに“自然薯栽培のパイオニア”なんです!
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全国のかまぼこの多くは“蒸して”作られるのが一般的。でも、山口県ではなんと「焼いて」仕上げる独自の製法が受け継がれているんです。その名も「焼き抜き製法」。江戸時代から萩や仙崎で伝わり続け、板の下から遠火でじっくり焼くことで、表面はつややかに、歯ごたえはぷりっと心地よく仕上がるのが特徴です。山口の海の恵みと職人の技が生んだ、香ばしさと弾力のごちそう。まさに、山口だから生まれた“白い焼きもの”。
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