取材日:2026年5月25日
聞き手・取材・文・撮影/援むすび山口編集長・地産地消プロデューサー 重村光寛
今回のゲスト・「大人のteatime」Mizuiro inc.合同会社
城尾浩美編集長・城尾和博代表


山口県熊毛郡平生町。
瀬戸内海を望む穏やかな町に、山口県と広島県の“いいもの”を丁寧に見つめ、紙の雑誌として届け続けている人たちがいます。

その雑誌の名前は、「大人のteatime」。

発行しているのは、平生町を拠点に活動するMizuiroInc.合同会社。
城尾浩美編集長、城尾和博代表、そして副編集長である息子さんの家族3人で、企画、取材、撮影、編集、納品までを手がけています。

援むすび山口の平生町編として、今回、地産地消プロデューサーの視点からお話を伺いたかったのは、単に「大人のteatime」という雑誌の紹介をしたかったからではありません。

なぜ、この平生町から、この雑誌が生まれたのか。
なぜ、情報が早く流れていく時代に、あえて紙の雑誌をつくり続けているのか。
そして、編集長と代表は、地域の何を見て、何を残そうとしているのか。

その答えを探るようにお話を伺っていくと、そこには「地域情報誌」という言葉だけでは収まりきらない、城尾さん一家のものづくりの姿勢と、平生町という土地が持つ静かな力が見えてきました。

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社


①援むすび山口地産地消インタビュー!

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社

原点は、新聞折り込みのフリーペーパーだった

「大人のteatime」の原点は、現在のような雑誌ではなく、2000年に始まった新聞折り込みのフリーペーパーでした。

当時、編集長は主婦から、独学でデザインや編集の世界に入っていったといいます。もともと絵を描いたり、何かを形にしたりすることが好きで、家にパソコンが入ったことをきっかけに、少しずつ自分で手を動かしながら、ポスターや印刷物の制作に関わるようになりました。

その後、自分の事務所を持ちたいという想いから、安定した収入源をつくるために始めたのが、新聞折り込みのフリーペーパーでした。ところが、最初から順調だったわけではありません。

「1か月に1回の発行では遅いのではないか」
「そんなペースで情報誌として成り立つのか」

周囲からは、そんな声もあったといいます。地域の集合広告といえば、セール情報や新商品、期間限定の案内など、いわゆる“新しい情報”を届けるものだと考えられていた時代です。

しかし、編集長が目指していたのは、ただ早く消費される情報ではありませんでした。

今日だけ役に立つ情報ではなく、手元に置いておきたくなる情報。
安さや目新しさではなく、そのお店がどんな想いで続いているのか、どんな人がそこにいるのかを伝える情報。
新聞を開いたときに、ただ眺めて終わるのではなく、「これは取っておこう」と思ってもらえるような紙面。

その考え方は、今の「大人のteatime」にも、そのまま受け継がれています。

最初は、広告を出すお店側にも、その価値を理解してもらうまでに時間がかかったそうです。集合広告というと、どうしても「セールを出す場所」「新しい情報を出す場所」という認識が強く、店の姿勢や人柄を伝えるという発想は、まだ一般的ではなかったのかもしれません。

それでも編集長は、「セール情報ではなく、お店の良さを伝えたい」という姿勢を少しずつ説明し、理解してくれる人を増やしていきました。やがてそのフリーペーパーは、地域の人たちにとって馴染みのある存在になり、「ティータイムが入っていないなら新聞を取らない」と言われるほど、暮らしの中に根づいていったといいます。

「大人のteatime」は、突然生まれた雑誌ではありません。
長い時間をかけて、地域の中で読まれ、育てられ、信頼されてきた“前史”があったのです。

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社


情報を早く届けるのではなく、心に残る時間を届ける

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社

今は、情報が一瞬で流れていく時代です。
スマートフォンを開けば、新しいお店、新しい商品、新しい話題が、次から次へと目に入ってきます。

もちろん、そのスピードには大きな価値があります。
今どこで何が起きているのか、どんな店がオープンしたのか、どんなイベントがあるのかを知るには、SNSやWEBはとても便利です。

けれど、情報が早く届くほど、早く忘れられていくという一面もあります。

「大人のteatime」が大切にしているのは、その反対側にある時間です。
ゆっくりページをめくり、写真の余白を眺め、文章を読みながら、その場所や人の空気を想像する時間。

編集長と代表にとって、紙の雑誌をつくり続けることは、時代に逆らっているというよりも、自分たちが届けたいものに一番合った形を選んでいるということなのだと思います。

紙の手触り。
ページをめくる音。
インクの沈み方。
光沢を抑えた、やわらかな写真の見え方。

それらは、デジタルではなかなか再現できないものです。

「大人のteatime」は、紙にも強いこだわりがあります。一般的な情報誌に多い光沢のある紙ではなく、落ち着いた質感の紙を使い、写真を派手に見せるのではなく、誌面全体に品のある空気をまとわせています。

そのこだわりは、フリーペーパー時代から続いているものだそうです。
他の折り込みチラシが薄いコート紙で作られている中で、質感の違う紙を使うことで、読者に「これは少し違う」と感じてもらえる。それが、長く愛される理由の一つにもなっていました。

「心に、余白を淹れる。」

この言葉は、「大人のteatime」のコンセプトであると同時に、雑誌そのものの佇まいを表しているように感じます。

忙しい毎日の中で、少しだけ立ち止まる。
ただ情報を得るのではなく、誰かの暮らしや仕事に想いを寄せる。
読み終えたあと、少しだけ気持ちがやわらかくなる。

それが、この雑誌が紙であり続ける理由なのかもしれません。

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社


取材先を選ぶ基準は、まず「人」

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社

取材先を選ぶとき、編集長が大切にしているのは、まず「人」だといいます。

話題になっているか。
新しいか。
売れているか。
写真映えするか。

そうした要素も、情報誌にとっては大切かもしれません。けれど、「大人のteatime」が見ているのは、その手前にある“その人自身”です。

どんな想いで、そのお店を続けているのか。
商品や料理に、どんな姿勢が表れているのか。
店内に清潔感があり、手をかけている空気があるか。
そして何より、その人に会いたいと思えるか。

編集長は、自分たちの感覚と読者の感覚は、どこかでつながっていると考えているようでした。だからこそ、自分が「いい」と思えないものを、無理に誌面に載せることはできません。

もちろん、毎号すべてを理想だけで埋めることは簡単ではありません。雑誌を続ける以上、現実的な事情もあります。それでも、誌面の中心にはいつも、「大人のteatime」らしさがある。

それは、スペックだけを並べないということです。

営業時間、住所、価格、メニュー、駐車場の有無。
そうした情報は必要ですが、それだけでは人の心は動きません。

なぜ、その人はその仕事をしているのか。
どんな遠回りをして、今の場所にたどり着いたのか。
順風満帆ではなかったからこそ、生まれた味や空気があるのではないか。

代表の言葉にもありましたが、何かを伝えるとき、スペックだけでは届かないものがあります。人が五感で感じるもの、心に残るものは、もっと情緒的なものなのだと思います。

だから「大人のteatime」の誌面には、情報誌でありながら、どこか物語を読んでいるような余韻があります。

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社


地域情報誌というより、地域の情緒を届ける雑誌

「大人のteatime」は、山口県と広島県を主な対象エリアにした雑誌です。
けれど、お話を伺っていると、単に「地域情報誌」と呼ぶだけでは少し足りないように感じました。

新店紹介やランチ特集、イベント情報を中心とする雑誌とは、役割が違います。
もちろん、それらの情報も地域には必要ですし、そうした雑誌にはそうした雑誌の価値があります。

ただ、「大人のteatime」が届けているのは、どちらかといえば「その場所へ行ってみたくなる気持ち」や「その人に会ってみたくなる感覚」です。

編集長は、もともと広島の人に山口の良さを知ってもらいたかったと話してくれました。広島の人にとって、山口県といえば錦帯橋くらいしか思い浮かばないという声もあった中で、「山口にも素敵なお店や人がたくさんいる」ということを伝えたかったのです。

そして今は、山口の人に広島の魅力を伝える役割も担っています。
県境で区切るのではなく、暮らしの感覚として山口と広島をつないでいく。

その意味で、「大人のteatime」は山口と広島の間にある小さな橋のような存在です。大きな橋ではありません。観光パンフレットのように声高に地域を宣伝するのでもありません。

けれど、静かにページをめくっているうちに、読者の中に「少し足を伸ばしてみようかな」という気持ちが生まれる。
その自然な動きこそが、この雑誌の力なのだと思います。

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社


平生町から生まれたということ

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社

今回の取材で、私が特に聞きたかったのは、「なぜ平生町から、この雑誌が生まれたのか」ということでした。

編集長と代表が平生町に拠点を構えた理由は、とてもシンプルでした。
海の見える場所で暮らしたかったから。

もともと耕作放棄地だった土地に出会い、そこに家と仕事場をつくったといいます。平生町を強く意識して選んだというよりも、海の見える場所を探していく中で、縁があってこの場所にたどり着いたという感覚に近いのかもしれません。

しかし、取材を進めていくうちに、その“たまたま”が、実はとても大きな意味を持っているように感じました。

平生町は、派手な観光地ではありません。
全国的に知られる大きな名物がある町でも、観光スポットが次々に並ぶ町でもありません。

けれど、瀬戸内の穏やかな海があり、空があり、風景があり、暮らしに必要なものがほどよく揃っています。

編集長と代表の言葉を借りるなら、平生町は「ちょうどいい田舎」です。

不便すぎるわけではない。
けれど、都市のように急がされる感じもない。
自然が近くにあり、暮らしの中に余白がある。

その環境が、「大人のteatime」の空気感と深くつながっているように感じました。

もし、この雑誌が都会のビルの一室でつくられていたら、同じ誌面になっていただろうか。
もし、編集長と代表が平生町の海を見ながら暮らしていなかったら、同じ余白や静けさが紙面に宿っていただろうか。

もちろん、編集長の感性は、どこにいても表現として形になっていたと思います。
けれど、平生町という場所に来たことで、その感性がより自然に開いていったのではないか。

そう思えるほど、「大人のteatime」と平生町の空気は、どこか似ていました。


残していきたいのは、風景と小さなコミュニティ

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社

平生町で残していきたいものは何か。

その問いに対して、代表が話してくれたのは、開発されすぎていない自然環境と、人の手が入ることで保たれている“適度な田舎”の価値でした。

田舎は、何もしなくても田舎のまま残るわけではありません。
草木や山林は、人の手が入らなくなると荒れていきます。
高齢化が進み、管理する人が減れば、風景は少しずつ変わっていきます。

つまり、田舎を田舎として残すことにも、実は手間と意志が必要なのです。

代表は、佐賀小学校の話もしてくれました。
全校生徒が少人数で、給食の時間には全校が一つの場所に集まって食べる。地域の人が学校に関わり、草刈りや植物の世話、子どもたちの学びにも参加する。

都会では、学校と地域の距離がだんだん遠くなることもあります。安全管理のために、学校が地域から閉じていくこともあります。

けれど、平生町には、子どもたちと地域の人が近い距離で関われる環境が残っています。

佐賀漁港では、子どもたちが魚の絵を描いたタイルを残す取り組みや、防波堤にアートを描く構想も進められているそうです。それは、単なるイベントではなく、子どもたちの記憶に「自分はこの町で育った」という実感を残す取り組みなのだと思います。

地産地消というと、どうしても農産物や水産物、加工品など、食べ物の話になりがちです。

しかし、本当の意味での地産地消は、食材だけではありません。
その土地で育つ子どもたち。
その土地に残る風景。
その土地で受け継がれていく記憶。
それらもまた、未来に手渡していくべき地域資源です。

平生町には、そうした小さな地域資源が、まだたくさん眠っているように感じました。

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社


何もないからこそ、何かが生まれる

平生町の可能性について尋ねると、編集長も代表も、すぐに大きな答えを用意しているわけではありませんでした。

それが、逆に正直で良かったのです。

「ここにはこれがあります」
「これを観光資源にできます」
「これをブランド化しましょう」

地域を語るとき、私たちはつい、分かりやすい答えを探してしまいます。けれど、平生町の魅力は、そうした一言で切り取れるものではないのかもしれません。

代表は、平生町には面白い人がいると話してくれました。
カヤックを楽しむ人、創作に関わる人、外から来た人、戻ってきた人、暮らしの中で静かに何かを続けている人。

大きな観光地ではないからこそ、そこにある人の魅力が見えやすい。
何もないように見えるからこそ、自分で何かをつくりたくなる余白がある。

最近は、自然志向の暮らしや、丁寧な暮らしに関心を持つ人が増えています。都会の便利さや刺激を求める人がいる一方で、静かな場所で自分の仕事や暮らしを見つめ直したい人もいる。

平生町は、そうした人たちにとって、可能性のある場所なのかもしれません。

何かが整いすぎている町では、あとから来た人が入り込む余白が少なくなることがあります。けれど、平生町には、まだ決まりきっていない部分がある。

それは弱さではなく、可能性です。

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社


援むすび山口との共通点

援むすび山口は、山口県の地産地消をテーマに、地域の食、人、物語を伝える活動をしています。

今回、「大人のteatime」とお話をして強く感じたのは、私たちが大切にしているものと、この雑誌が大切にしているものが、とても近いということでした。

単なる紹介で終わらせない。
スペックだけで語らない。
その人がなぜそれをしているのか、その土地になぜそれがあるのかを知ることで、読者の気持ちを動かす。

代表は、「援むすび山口」という名前の中にある“縁を結ぶ”という部分に共通点を感じると話してくれました。

人と店を結ぶ。
人と地域を結ぶ。
生産者と消費者を結ぶ。
そこに物語を添えて伝える。

これは、「大人のteatime」が山口と広島の人やお店をつないできた姿勢とも重なります。

私たち援むすび山口が大切にしている言葉があります。

知ると好きになる。
知ると美味しくなる。
好きになると逢いに行きたくなる。

「大人のteatime」は、まさにその気持ちを静かに育ててくれる雑誌でした。

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社


雑誌の世界を、リアルな場へ

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社

これから「大人のteatime」として挑戦してみたいことを伺うと、代表は、雑誌の世界だけで終わらせるのはもったいないと話してくれました。

これまで紙面で紹介してきた人やお店、そして読者が、実際に出会える場をつくる。
雑誌の中にあった世界観を、リアルなイベントやコミュニティとして感じてもらう。

それは、自然な流れだと思いました。

読んで終わりではなく、会いに行く。
知って終わりではなく、食べに行く。
眺めて終わりではなく、その人と話してみる。

地域の魅力は、情報として知るだけではなく、体験することで深く残ります。

援むすび山口も、記事やSNSだけではなく、リアルイベントを通じて地域の人、食、店、生産者をつなぐ活動を進めています。その意味でも、「大人のteatime」がこれから目指す方向性には、とても共感するものがありました。

紙の雑誌が、静かに人の心を動かす。
その動いた心が、次は実際の行動につながる。
そして、その行動が地域の中に新しい出会いを生み出していく。

それは、これからの地域メディアにとって、とても大切な役割なのだと思います。

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社


②援むすび山口ぶっちゃけインタビュー!

少しだけ見えた、編集長と代表の素顔

取材の後半では、編集長と代表の素顔にも少し触れることができました。

編集長は、落ち着いた雑誌の世界観からは少し意外に感じるほど、漫画が好きだそうです。たくさんの漫画をコレクションし、アプリで管理しているという話には、思わず場が和みました。

静かな誌面をつくる人の中に、物語を愉しむ少女のような感覚が今も残っている。
そう考えると、「大人のteatime」の文章や写真にある余韻も、どこか納得できます。

一方、代表は料理を担当することも多いそうです。家庭の中で料理をし、工夫をしながら味をつくる。その姿は、雑誌の代表という肩書きだけでは見えてこない、暮らしの中の一面です。

好きな食べ物や思い出の味としては、地元の魚介類、光市の「珉珉(みんみん)」の酢豚や焼きそば、下松の牛骨ラーメンなど、地域に根づいた味の話も出てきました。おすすめの風景としては、虹ヶ浜の海や周防大島のドライブの話もありました。

こうした何気ない話の中にも、「大人のteatime」らしさが見えてきます。

特別なものだけを追いかけるのではなく、日々の暮らしの中にある好きなものを、きちんと好きだと言えること。
それは、地域を見つめるうえで、とても大切な感覚なのだと思います。


③中村店長の「山口直送!トリビアな話」を教えて下さい!

実は「大人のteatime」は、モノクロのフリーペーパーから始まった!

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社

今では、美しい写真と落ち着いた紙の質感で親しまれている「大人のteatime」ですが、その始まりは、現在のような雑誌ではありませんでした。

原点は、編集長が一人で立ち上げた新聞折り込みのフリーペーパー。しかも、最初はカラーではなく、モノクロの紙面からのスタートだったそうです。

当時は、地域の折り込み広告といえば、セールや新商品の案内が中心の時代。けれど編集長が目指したのは、すぐに捨てられる情報ではなく、読者が「これは取っておきたい」と思える紙面でした。

やがて、そのモノクロのフリーペーパーは24号からカラーになり、地域の人たちに少しずつ親しまれていきます。その後、編集長は印刷会社で制作の現場を経験し、独学で積み重ねてきた感性に、紙や印刷、編集の技術を重ねていきました。

そして、その歩みの先に生まれたのが、現在の「大人のteatime」です。

一枚のモノクロ紙面から、手に取ってゆっくり読みたくなる一冊へ。形は変わっても、「お茶を飲みながら、ほっとする時間を届けたい」という想いは、ずっと変わっていません。


取材後記|地産地消プロデューサーとして

今回の取材を終えて、私が強く感じたのは、「大人のteatime」は単なる雑誌ではないということでした。

それは、編集長の人生そのものであり、代表と家族で積み重ねてきたものづくりであり、平生町という場所から生まれた“地域を見る目”でもあります。

平生町は、派手な町ではありません。
けれど、この町には余白があります。

海を眺める時間。
静かな暮らし。
人と人が近い距離で関わる小さなコミュニティ。
そして、その場所から、山口と広島の人や店を丁寧に伝え続ける雑誌が生まれている。

地域の魅力は、必ずしも大きな名物や観光資源だけではありません。
そこにどんな人がいて、何を見て、何を大切にしているのか。
その人たちが、何を次の世代に残そうとしているのか。

そこにこそ、本当の地域価値があります。

「大人のteatime」は、平生町から生まれた、心に余白を届ける雑誌です。
そして同時に、平生町という町の可能性を静かに示している存在でもあります。

知ると好きになる。
知ると美味しくなる。
好きになると逢いに行きたくなる。

この雑誌を読んでいると、その言葉が自然に重なってきます。

ページをめくった先にあるのは、情報ではなく、人に会いたくなる気持ち。
店に行きたくなる気持ち。
そして、まだ知らない山口や広島の景色に出会いたくなる気持ち。

平生町には、こういう感性を持った編集長と代表がいます。
そのこと自体が、この町の大きな魅力なのだと思います。

大人のteatime・平生町・Mizuiro inc.合同会社

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